間取りで失敗しないためには?

連日、暑い日が続いてますね...日中クーラーをつけたいけど、電気代の高騰も気になっているスタッフMです。
我々「ケーズスタイルホーム」は、愛媛県西条市を中心に新築一戸建てを手掛けております!

最近、間取りについて取り上げた映画も話題となりましたが、新築を考えた時に失敗したくないことの一つかと思います。

建てた後に「こうすればよかった...」と後悔しないためにも、どのような点に気をつけたらいいのかポイントをいくつかあげていきます!

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◆間取りの失敗例をご紹介


〈 ケース①:収納に関する失敗 〉

収納に関しては、「収納量が足りない」「デッドスペースに収納を設けてみたけれど、使いづらい場所にある...」といった後悔の声がよく聞かれます。

以前のブログでも取りあげましたが、
どこに収納スペースがあれば使いやすいか考えたり、収納の数が多ければいいわけではなく片付けるのが苦にならない使いやすい収納を考慮することが重要だと考えましょう。
シューズインクロークを作ったり、玄関にコート掛けや傘置きを設ける、キッチンの近くにパントリーをつくるなど、生活導線を考えた配置にすることが大切なポイントとなります。
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〈 ケース②:コンセントやスイッチの配置の失敗 〉

こちらに関しても以前のブログにて取りあげましたが、
コンセントや照明器具の位置はとても重要で、どこで何をするか、家族の生活スタイルや家電や家具の配置も考慮した上でしっかりと計画を練ることがポイントです。
掃除機をかける時や帰宅時、就寝時など生活する上での場面にて適宜選ぶようにしましょう。
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〈 ケース③:暑さや寒さに関する失敗 〉

高気密・高断熱の作りの家が主流となってはいますが、日差しの差し方や吹き抜けなどによっては快適な温度にならないことも。
リビング階段をつけたら2階との間に仕切りがなく冷暖房効率が悪くなり電気代がかかってしまったり、ロフトをつけたけど熱がこもってしまうなど、実際に使っていて後悔した方の経験談も取り入れ、想定して対策を考えましょう。


〈 ケース④:部屋の広さに関する失敗 〉

トイレや脱衣所は毎日使いますので、狭すぎると快適に過ごせませんよね。コロナの影響もあってリモートワークやオンライン授業が拡大し、それぞれの個別の部屋が必要だったりと、間仕切りができるようにすることも必要かもしれません。

逆に寝室にしては広すぎて落ち着かない、バルコニーは広くと思い作ったが奥行きの確保が足りず布団も洗濯物もゆったりと干せないなど広ければ良いというわけでもない点に注意が必要です。

その他、後悔した方の声として

・キッチンの高さが合わなくて作業がしづらい

・おしゃれと思いオープンキッチンにしたが臭いが広がりやすくて困る

・隣家の駐車場と隣接するところに子供部屋を配置してしまった

・夜に車庫入れする音がうるさくて睡眠の妨げになってしまう

・トイレのドアを開けきると向かいの収納部屋の折れ戸を開けきった時に互いにぶつかりあってしまう

などなど、実際に住んでみて初めて気づくこともあるようです。

大切なことは、事前に綿密なプランを立てて、実際に生活しているシミュレーションを念入りに行うことです。

実際に使う家具や家電と、実際の生活動線や家事動線を想定して、生活スタイルをイメージしながら冷静に判断することが失敗の回避につながるでしょう。

まず新築を考え始めたら、ぜひ個別相談にお越しください。お待ちしております!

4畳半をレイアウトで快適空間に

おはようございます!もう気温は初夏の陽気ですよね♪
我々「ケーズスタイルホーム」は、愛媛県西条市を中心に新築一戸建てを手掛ける工務店です。

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さてさて、皆様茶道ってされたことありますか?お茶室って入ったこと、使ったことありますか?

茶室は、簡素な庵(いおり)を意識して作られたもので茅葺きや板葺きの屋根、茶室に向かう露地の飛び石や、湧き水をイメージした蹲踞(つくばい)がある主に正方形の部屋となっております。
※蹲踞=背の低い手水鉢のこと

広さは方丈、つまり1丈(10尺=約3m)四方なので、畳を敷くと、4畳半の正方形ですね。

4畳半というと、人と人の距離が密になり無駄な物を置くスペースが確保できません。
しかし、お茶を点てて客人に振る舞う点前に集中できる極小空間である事こそが、千利休が目指した侘び寂び、侘茶だそうです。

小さな4畳半ですが、採光には工夫がなされており2枚引の障子戸にするのを止めて、60センチ四方のにじり口にして光を遮り、土壁に窓を小さく開けて、スポットライトのような感じで光が差し込むように工夫し、光と影のコントラストを生み出したそうです。

利休の時代、茶人の中心は主に都会に住む町衆達だったそうで、都会にいながら山里の空間を楽しめる茶室を心より楽しんでいたとの内容も残されています。
4畳半という小さな空間でも、用途を明確にしたうえで工夫する事により特別な空間として輝かせる、日本人の技と心。
素晴らしいですね!

現代でも、新築時に4畳半の部屋を設けられるお客様もいらっしゃいます。
(もちろんお茶室としてじゃなくて)

狭い4畳半の使い方、うまく使うコツを数点挙げておきますね。

・趣味の部屋として
漫画やアニメ、アイドルなどが好きな人にとっては、推しグッズに囲まれた部屋があったら最高ですよね。
のんびりとくつろぐ部屋は広いほうがいいかもしれませんが、狭い四畳半はまるで「秘密基地」のような空間になります。

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・ワークスペース(書斎)として
最近、在宅勤務をしている人に多いお悩みは、ワークスペースの確保です。
四畳半の広さがあれば、ワークスペースに必要な家具やモノが十分にレイアウトできます。

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・家具を置くなら低めのロースタイル家具
天井までのスペースが開けることで部屋が高く感じられるため、圧迫感を和らげます。
ローベッドやローテーブルといった低めの家具、ソファを置きたいなら、肘のないアームレスタイプや座椅子タイプがコンパクトでおすすめです。

・折りたたみ式の家具を
折りたたみ式のデスクやハンガーラックなどは、必要に応じて広げられるためとっても便利。
また、テレビ台やデスクには伸縮対応するものがあります。部屋のサイズに合わせて伸び縮みさせるだけでなく、狭いお部屋で必要な時に必要な分だけ伸縮させる使い方や、出来るだけ空間を開けるために壁に沿ってL字に配置させるのもおすすめ。

弊社では、個別相談の際に間取り等の相談もどんどん受け付けております。
お気軽に個別相談にお申し込みください

未来に為にクリーンエネルギー

今日も元気にPCの前に座っております、「ケーススタイルホーム」のスタッフMです。
我々は、愛媛県西条市を中心に新築一戸建てを手掛ける地元の建設会社・工務店です。

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さて前回のブログでは、「省エネ住宅」「ZEH」のお話をさせていただきましたが、
そもそも、生み出すエネルギーをクリーンなもの=CO2をはじめとした温室効果ガスの排出を抑えたエネルギーにすればいいと思うんですよね。

皆様は世界で電力を使えない人が7億人以上もいるという事をご存じでしょうか?多くないですか???

SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目にエネルギーをみんなに。そしてクリーンに、というのがあります。

抜粋すると・・・
2030年までに、誰もが、安い値段で、安定的で、現代的なエネルギーを使えるようにする。
2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。

などなど、、、。

そこで、世界中で注目されているのが、「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」再生可能エネルギーです。

再生可能エネルギーの大きな特徴は2つ。

1、エネルギー資源が枯渇しないこと
2、温室効果ガスを排出しないこと

様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、今回は、自然エネルギーの利用法の2つをご紹介します。


【パッシブエネルギー】

建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用した

パッシブシステムと呼ばれる方法です。

ゴーヤーの緑のカーテンを作ったり、南側に庇(ひさし)をつけたり、北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。

エアコン等の電気で温度調整するのではなく、自然の力で、空間を快適に保つ方法のことをさします。

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【アクティブシステム】

機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。

太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあります。

エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。

エネファームは電気をガスから発生させるシステムで導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、お湯も作ってくれるので、非常に効率はよいシステムです。

機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げ二酸化炭素を抑制でき、持続可能性を高めることができます。

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しかし、再生可能エネルギーの普及は大きな課題もあります。

導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに自然環境に影響をうけてしまうという事もあります。


しかし、これからの家づくりには、世界のエネルギーや地球の環境を意識したものがどんどん主流になっていくのではないでしょうか。

家づくりをお考えの方、エコも意識している当社にお気軽にご相談ください。
個別相談会は随時開催中です。

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2025年!すべての住宅の省エネ基準への適合が義務となります

愛媛県西条市を中心に新築戸建てを手掛ける「ケーズスタイルホーム」のスタッフMです。
GW皆様はいかがお過ごしでしたか?後半は天気も良く行楽を楽しんだ方も多いのではないでしょうか?

さて、昨今光熱費がどんどん上がってしまって、「省エネ住宅」や「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」という言葉の重さがますます増してますよね。
2022年6月に「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律などの一部を改正する法律」が公布されました。
これにより「建築物省エネ法」が改正され、わたしたちのお家づくりや暮らしも省エネ基準への適合が義務付けられることとなります。これについて少し解説していきたいと思います。

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「建築物省エネ法」とは?
建築物省エネ法とは、建建築物のエネルギー消費量が増えている状況を鑑み、建築物のエネルギー消費性能の向上を目的として作られた法律です。 法律は大きく分けて「規制措置」と「誘導措置」から構成されています。 

で、2025年以降住宅を建てる時、どうすればいい?

2025年度以降は全ての新築住宅に等級4以上が義務化されるため、2022年3月まで最高等級だった等級4は実質、最低等級になり、それ未満の住宅は建築することができなくなります。
さらに、2030年には省エネ基準の水準が引き上げられ、断熱等級5が最低等級になる予定です。
つまり、2025年以降は省エネ性能の厳しい基準値をクリアした高性能なお家だけが建築できるようになるということです。

国土交通省さんが、基準について、インターネットで図を含めてわかりやすく解説してくれています。
こちら → https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/
(わかりやすい図を転載させてもらいます)
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上記を見てもわかるように、さらに2030年度以降は、新築される住宅・建築物についてZEH基準レベルの省エネルギー性能の確保を目指すわけです。

ZEH基準レベル=太陽光発電による電力創出・省エネルギー設備の導入・断熱性能の向上により、消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅ということになります。
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これからは、新築時の最初の価格だけを重視した「建築コストを抑える」家づくりではなく、省エネ性能を向上し、家を建ててからの「生涯コストを抑える」家づくりが重視される時代になってきそうですね。

つまり噛み砕いて言うと、

▲住宅の性能を上げる為に断熱材や建材の見直しが必要となり、必然的に建築価格が上がることになります。

◎省エネ性能が上がる事は、家の快適性に直結します。
断熱性能が上がり、省エネになる=光熱費が抑えられる
省エネ性能が上がるということは、環境だけでなく家庭の経済的にも大きなメリットはありますね。

当社は、新築時の省エネ基準はもちろん、各種補助金や資金計画のご相談も承っています!
住宅の省エネ・省CO2化に向けた補助制度は、経済産業省 国土交通省 環境省の3省から発表されています。
個別相談の際使える補助制度の情報提供もさせていただきますね。

個別相談会のお申し込みはコチラから

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新築住宅の屋根はどうする?選ぶ際の注意点とは?

愛媛県西条市で新築一戸建てを手掛ける「ケーズスタイルホーム」のスタッフYです。
みなさまGWはいかがお過ごしでしょうか?趣味や家族旅行など楽しんでいることでしょう(^^)

さて本日は「屋根選び」についてです。

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屋根はお家の外観の印象を大きく左右する重要なものですよね!

どんなものが合っているのかを考えるにあたり、選ぶ際の注意点、種類やメリット・デメリットなどを見ていきましょう。


《屋根を選ぶ際のポイント》


ポイント①:地域の気候などに合った性能で選ぶ

例えば、台風が直撃しやすい地域や積雪の多い地域、沿岸部では塩害が多い地域などがあります。

このような地域では、防水性や耐久性、耐震性に優れた性能があるものを優先的に選ぶ必要があるでしょう。

住んでいる地域の天気や天候、気候にはどの屋根が良いかの判断がとても重要となります。


ポイント②:コストをふまえて選ぶ

初期費用だけでなく、メンテナンスコストも踏まえて考えるようにしましょう。

屋根は住宅の中で最も気候の影響を受けやすく、劣化しやすい箇所でもあります。

そのため耐用年数が低いと、頻繁にメンテナンスが必要になるかもしれません。

《屋根の種類とメリット・デメリット》


◆ガルバリウム

鋼板をアルミニウム・シリコン・亜鉛などでコーティングしたガルバリウム。そのため金属の屋根材なのに錆びにくく、軽量です。

さらに施工しやすくデザインのバリエーションも多いため、今最も人気の屋根材です。

つなぎ目や隙間が少ないため雨水が入りにくく、防水性が高いといえます。さらに、金属製でありながら錆びにくい点もメリットです。

ただし、ガルバリウム鋼板は薄いため雨音などが響きやすいデメリットがあります。

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◆スレート

セメントに繊維を混ぜて薄い板状に加工したスレート。

軽量で耐震性に優れ、施工しやすく価格も抑えられることから、国内の新築住宅で多く使用されています。

金属製の屋根に比べて防音性が高いのがメリットです。

しかし、材料自体に防水性や断熱性はなく塗装で対応します。割れる頻度も高く、小まめなメンテナンスが必要になるのがデメリットです。。

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◆瓦

セメントに川砂を混ぜた「セメント瓦」と、粘土を高温で焼いた「粘土瓦」の2種類があります。

「セメント瓦」の耐用年数は30〜40年と長く、耐久性や耐火性に優れています。しかし、衝撃には弱くひび割れしやすいデメリットがあります。

「粘土瓦」は、耐用年数は50年程度で長く使えるのがメリットです。ただし、初期費用が高めで重厚感があるため家屋への負担が大きく耐震性に劣るデメリットがあります。

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◆アスファルトシングル

アスファルトを浸透させたガラス繊維の表面に、微細な石を吹き付けたシート状の屋根材です。

軽量で住宅への負担が少なく、耐震性を確保できます。また素材が柔らかく加工がしやすいため、さまざまな形状の屋根に対応できるのもメリットです。

ただし、軽量であるがゆえに台風などの強風で剥がれやすい可能性があります。

加えてアスファルトシングルはまだ日本でのニーズが低いため、施工できる業者が少ないのも注意点となります。希望する際には、施工業者に確認してみると良いでしょう。

このように屋根選びをする際は、地域の気候はもちろん、デザイン性だけでなく初期費用、メンテナンスコストなどポイントはさまざまです。

優先させたい条件をあらかじめリストアップし打ち合わせに臨みましょう。

屋根材選びは、一般の方では難しい面もありますので、これから新築一戸建ての購入を考えている方で、迷っている方はお気軽に弊社までお問い合わせください。

随時、個別相談会を行っております!